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2013年4月27日土曜日

ギフチョウ卵

E-5+ZD35Macro
(2013/04/25,富山市, Nippon)


バナウエの安宿等について,知る限り

People's Lodge は1年前と室料は同じ。
バス・トイレ共同のシングル 350Pから。
食堂のコンセントはついに勘定場1ヶ所に減った。ここでしか充電することは出来ない!! 宿泊客以外はチャージする。
スタッフの女の子たち,古参一人を除いて1年前と入れ替わったが,悪くなった。態度,応対において,器量において。

Green View
独自に販売してきたトレッキング地図がカラー版に変わった。内容はシンプルでつまらなくなった。25P
相変わらず宿泊料に電気料をのせているかは不明。接客態度がPより良くないのは変化なし。

Las Vegas
同じメニューを同じ料金で提供しているが,2010年までとは味は大違い。
シェフをしていた長男がマニラへ出ていってから,こうなってしまった。

Sanafe Lodge
料理の見た目と料金は他店を上回るが,おいしいわけではない。
ただし,接客ができている。どこかのように,爪楊枝を銜えてフォークを投げよこしたり,テレビの前でくつろいだりする従業員はいない。相変わらずユーロ圏のゲストが多いが,日本人は歓迎される。
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バタッド・ジャンクションから上の道路は整備中。(選挙の前だけ,という陰口も聞くが)
バナウエではバタッド・サドルまでトライシクル往復 250Pで勧誘するドライバーがいて,試してみたが,尻が痛いこと,半端ではない。バナウエ-サドル間を運行するパブリック・ジープ(と人々は呼んでいる)は,片道 150P。

 

2012年2月14日火曜日

バナウエの宿

左の赤いシャッターが "People's Lodge & Restaurant"のエントランス


Green View'sのエントランス,Wi-Fiのボスター



ネット環境等

 3月になると,バックパッカーをはじめ旅行者が増え,バナウエでは宿泊代がぐっと上がる。かといって,町中の宿が埋まるわけではないので,気をもむ事もない。

 2010.04,People’s Lodgeや Green View'sは無料でWi-Fiを使えるようにした。追随する宿もあるだろう。ただしかし,出力は低いから各宿の食堂で使えるだけである。
 つまり,宿泊客でなくてもWi-Fiは利用出来るのだ。

 注意が必要なのは,充電環境だろう。

 People’sは各部屋のコンセントを取っ払ってしまったので,食堂のコンセントを使うしかない。コンセントは三ヶ所あるが,当時,人目が届き難い箇所で充電中だった旅行者のケータイが盗まれるという事件があり,宿との間で大もめになったものだった。どの宿であれ,怪しい人間が自由に出入りするので,気を緩めてはならない。

 Banaue Hotelの部屋は古くくたびれてはいるが,清潔で,お湯はたっぷり出るし,コンセントはいくつも付いている。ベランダの眺めは良く,灯にクワガタが飛んでくることもある。

〈ホテル設置のパソコンは、1時間50ペソで利用可能。PC持参の方は、WI-FI利用料1日、150ペソ〉
http://nemototravel.com/joomla/index.php?option=com_content&view=article&id=374:2011-06-13-16-00-07&catid=75:2011-05-23-16-23-39&Itemid=81

という情報もあり,検討の対象になるだろう。


 Banaue Hotelのレストランはやたら堅苦しい。コーヒーだけや宿泊代に含まれる朝食はともかく,ボクが食事したい場所ではなかった。

 ラスベガスの料理は評判どうり美味しい,People’sよりもずっと。ただし厨房のようすを覗けば食欲も失せようというものだ。飾りについてくる生の白菜とかサンドイッチには気をつけることだろう。

 ところで,Green View's で売っているトレッキング・マップはなかなか良い。

Banaue Hotel


 

2012年1月6日金曜日

マリコン(Maligcong)の棚田-4

ジープが発着する集落と奥の集落に1軒ずつゲストハウスがある。
 ただし,農作業などが理由で,宿泊を断られることもある。留守のこともあるだろう。


Farnican家

 奥の集落でサリサリを経営している 。

  働き者のBrendaが一人で切り盛りしている。
 離れがあり,住居状況しだいで客を受け入れる。
 サリサリで冷たいビールを売っている。

Paducar's Inn
 マリコン村の入り口にある大きな庭の家。

 風変わりな一家かもしれない。内は清潔である。
 家長は現役農婦のお婆さん。
 2011.04はボクが泊まった2,3日後に訪ねた日本人が宿泊を断られているが,理由は不明である。ドミトリーの一部屋にいささか狭い二段ベッドが複数ある。バスルームは家人と共有。普段は使わない冷蔵庫があり,ゲストは電源をつなぎ,近所の売店で買ってきたビールを冷やすことができる。

 宿代は朝夕二食付きで交渉。Paducar's Innは 一泊 P.250が基本。食事は肉無しの野菜炒め。


 Farnican家のほうはもっと安く交渉。食事に差があるわけだが,安い分ビールやソフトドリンクを注文するとよいだろう。


 マリコン発ボントック行きのジープは,10:00,14:00があったが,現在は不明。

 日帰りは,ボントックのホテルからプライベートカーという方法もあろうが,ガイド料 P800を別途請求されるかもしれない。

 前記の儀礼に注意を払えば,1本道にガイドは必要ない。

 ふたつの集落の距離は,ゆっくり歩いて1時間余りにすぎない。
 

左下方の広場にジープが停まっている
中央上に,奥の集落の一部が見える
(Paducar's Inn付近から)



墓だらけの奥の集落
合田 濤等はここに滞在した
(左側先にFarnican家のサリサリがある)
 


フォトギャラリーに "マリコン"の画像があります。
1枚目の画像をクリックすると拡大画面に変わり,右上の矢印を押すと2枚目に移ります。

http://hashigoda.sakura.ne.jp/nluzon/maligcong/

2012年1月5日木曜日

マリコン(Maligcong)の棚田-3

マリコン村へはボントックのマーケット横から発車するジープに乗る。始発は 8:00 (乗客の集まりにより早く出る場合がある)
 季節・天候や乗車率に左右されるが,急な坂を登ること40〜50分ほど。
 車道が尽きると目の前に棚田が広がっている。


 マリコン村はジープが発着する集落と,広大な棚田の向こうにある集落に分かれている。
 ふたつの集落は棚田のなかを通る細い一本の道で結ばれている。その中間に馬の背のような丘が横たわっていて,米倉群,学校,集会場,教会が建っている。

 旅行者は1本道を行きつ戻りつして眺めるしかないが,道は起伏があって,棚田は360度,様々な表情を見せ,飽きることがない。
 大崎正治や合田 濤らの民俗学者が学生達と研究生活をおくった歴史を村人は覚えていて,概して日本人に対して好意的である。

 マリコンをはじめマウンテンプロビンス州では,イフガオ州(バナウエ周辺)の場合よりも人々は農耕に専念しているふうにみえる。水の調整,雑草とり,苗の間引きや植え替えなど,管理が行き届いた田んぼを見れば,生産性の高さがうかがえる。

 そして一方,霊的な信仰に基づく冠婚葬祭や農耕の儀礼が今日も行われており,旅行者は注意を要する。

 まず,忌休日(ティアー)である。

 忌休日は稲作の無事が祈願され,朝から翌夜明けまで,あるいは数日間,”農作業が禁じられ” “村の出入りが禁じられる”。

 村の古老が予告もなく突然,ティアーを宣言すると,村への道が遮断され,何人も通行ができなくなる。これを破った者には罰金が課せられる。
 忌休日は,籾まき、田植え、草取り、稲刈りを行う直前の,年4回行われる由。

 さらには,各家ごとに農作業の節目節目に行われる儀礼,ことに田んぼで鶏を生贄にする場面に断りもなく近寄ったり,レンズを向けることは慎まねばならない。

 また,米倉の中で人が寝てはならないし、住まいでは米を貯めてはならないというしきたりも生きており,米蔵は,軒を借りることも避けたほうが良い,と思う。〈続く〉


ボントックからのジープが着く集落



「マッチをくれんか?」

参考:

森谷 裕美子(2004)
ジェンダーの民族誌―フィリピン・ボントックにおける女性と社会

ポリタンコスモ
文化としての住まい」-02_村のひろがりと忌籠り(2006)
http://poly-tan.com/

 

2011年11月8日火曜日

ボントック (Bontoc)

Canon PowerShot S30 (2007/03)

マーケット前の大通り


GR-Digital (2010/04)

Chico川にかかる大橋から中心街の方向


GR-Digital (2010/04)トリミング

橋の左岸たもと。
道路はバナウェに向いている。
ピンクの建物の上部が見える。



 さて,大橋の左岸 Samoki に2軒のホテルが隣り合ってある。ボントックの町で催し物があると先に部屋が埋まるのがこのふたつだ。

Archog Hotel

 右側ピンクのホテル。
 ネモト タイ子さんが紹介しているが,発音は正しくは 「アーチョグ」で,オーナーの姓そのまま。
 Lonely Planet には P.700からとあるが,それは ホットシャワー,TVつきのシングルのことで,冷シャワー P.500の部屋からある。広くはないが,まだ新しさを感じる。
http://www.batch2006.com/visit_archog_hotel.htm

RIDGEBROOK HOTEL

 左隣に建つ大きなほうのホテル。
 部屋数が多く,バスルーム共同のP.200からずっと良い部屋まで選択肢が広い。新しさは感じないが清潔で,広い部屋がある。場合によっては値引きに応じることがある。



 両者の食堂は広さもメニューも似ており,中華風の餡かけ料理がおいしい。バナウェの食事で味わえない幸福感がある。難は雰囲気がない事,接客が洗練されていない点。

 両者ともネット環境は無し。また,ボントック周辺は携帯(Smart)は繋がる。マリコンでもチコ川上流のサダンガでも,その道中も繋がる。


 旅行者の多くはボントックを通過しサガダかバナウェに宿をとる。限られた日程では致し方がないのかもしれない。


● マリコン(Maligcong)の棚田はいずれ フォトギャラリーで紹介します。

 

2011年11月6日日曜日

ロンリープラネット/フィリピン























Lonely Planet Philippines

G. Bloom (著)



Lonely Planet; 10版 (2009/5/2)


 11版 (2012/06)の発行が控えているが,まだ遠い。
 10版は,田舎に関しては情報は古くはないと思う。北ルソンの章を眺めてみて,感じる。
 ましてや,『地球の歩き方』'11-12 は足下にも及ばない。


 いま北ルソンの旅情報を求めている人たちは,旅行を何時計画しているのだろう?
 "バナウェ"や"サガダ"等の検索から拙ブログを訪れる方が複数いらっしゃるのだ。


 ボクはサガダへ足をのばしたことがない。大昔にバスで通過しただけだ。
 だが,Lonely Planet の補足をするならば,

 バナウェ→サガダ の移動は,午前中ならば選択肢がいくつもあり,最も快適で速いのはプライベートカーだ。たとえば オンボロのヒュンダイのバンで3人各 P.350,5,6人なら各p.300とか。
 通り道,Bayyo のビューポイントとかで停めさせて小休止がてら棚田の撮影をするもよし。
(あなたが一人旅の場合,必ずしもあなた自身が同乗者を集めなければならないわけではない)


 バナウェ-ボントック間は2010.04には全線コンクリート舗装が完成していた。


 ドライバーとのコンタクトは,バナウェの宿で相談するとよい。


 バナウェ周辺についても,ボチボチ書くつもり。



 尚,Lonely Planet のWebサイトでは"章"単位(pdfファイル)で記事を購入することが出来る。
 North Luzon だけならば (1.179Mb) $4.95。