産卵直後に撮影。
ヒメカンアオイ古葉の 9つからなる1卵塊。
21日後のようす。
孵化した幼虫は9匹,古葉を齧って順調に成育しているよお。
卵殻は1個だけが脱落している。
そばの15個の卵塊は,彼らの後に産み付けられたわけだ。
このまわりには,たくさんのヒメカンアオイの新葉が育っているので,エサにはことかかない。
成長が止まった古葉の卵が,産卵時のままの間隔で孵化を迎えるのに対して,新葉はぐんぐん成長して卵と卵の間隔が広がっていく。
母蝶の生態は,単純に「交尾→産卵」。
寿命は,「産卵とその場所の探索」と「吸蜜,吸水による体力保持」「休息」に費やされる。
ギフチョウのメスが羽化するころ,発生地の状況により,幼虫のエサとなるヒメカンアオイ等は新葉を伸ばしていない場合がある。
母蝶は "むなしく産卵場所を探しながら,新葉の成長まで長生きして,ついに産卵する"と考えられるが,早々に古葉に産む場合がある,というわけだ。
全て,撮って出し Jpeg。上から,
E-510+ZD14-54+EC1.4 (2011/04,富山市,Nippon )
E-5+ZD35Macro (2011/05,富山市,Nippon )
E-5+ZD35Macro (2011/05,富山市,Nippon )
E-5+ZD35Macro (2011/05,富山市,Nippon )
E-5+ZD35Macro (2011/05,富山市,Nippon )