Luboで刺青をいれているのは、70代以上の女性たちだけだ。 彫師の男性が世を去ってから、その伝統が途絶えようとしている。 タブックの町でも刺青をいれた老女に出会うことはある。 |
腕だけではない。胸部も彫られている。 |
みなさん、おしゃれだ。 撮らせずに、身繕いをなさる。 |
カリンガといえば、コーヒーとタバコ。 市場でもこの二つは高値で商われるが、現在は 自家自給のためにつくっているようだ。 乾かしてから、噛みたばこにする。 |
ブラウンシュガーで甘くしたコーヒーが毎朝、 魔法瓶に用意される。 基本、アラビカ種。いろいろ栽培することもあるとか。 |
コーヒーのプランテーション。 背景は森林の急斜面の樹。 |
E-5+ZD14-35
(2013/04,Lubo, Tanudan, Kalinga,Philippines )
Luboは、交互に運行する"バス"一台が故障したため、3泊した。
帰れなかったのだ。
泊まったのは有力者の一家の一軒で、最初の夜にやりとりをした。
「Luboの中にいる限り案ずることは何ひとつありません」
「では、ボクの身に何か起こった場合、ファミリーが復讐する、
というのは本当ですか?」
「何年かけてもリベンジをします。どのような形でリベンジを
するかは、ファミリーで話し合います。
危害を加えられたり、物を奪われたり、ケースによって....
ゲストのあなたは、その一員とすでに見なされています」
だから、ボクは気分良く飲んだくれていられたのだ。