2013年4月14日日曜日

Lubo-3

M-16を持つ男。
平穏時はハンティングに使われる.....
昨日は鳥を撃った由。

選挙運動のさ中からか、政治について一説ふるそのへんのオヤジ

巨石のある場所に人が集まる

3人が眠る墓。
700戸以上、8,000人以上が暮す集落で新しい墓もあるけれど、
そうは増えることはない。
死者が出ると墓が開けられて遺族が素手で洗骨をし
それを脇に寄せるか、或いは他所へ移すのだ。

犬がおしっこをかけ、ニワトリやブタが糞をそこに残す。
何故、死者と共に暮すのか、それでいて、墓などないようにしているのか...

集会場にも巨石がある。
この岩には何とかの"精"の伝説が伝わるという。
 
E-5+ZD14-35
(2013/04,Lubo, Tanudan, Kalinga,Philippines )


Lonely Planetのタブックのページを今一度読むと、治安について
実に手厳しい。

Luboに住む人々 "Lubo族"は隣集落の部族と昨年、抗争を抱えた。
売られたケンカは買う。銃をとり、誇りをかけて。
(そう遠くない昔は、盤刀をとるに及ばず、農作業用のボロで首を刈った。
北ルソンでも、カリンガは最も後まで首狩りの風習が残った。
太平洋戦争のずっと後まで)

ここカリンガでは、部族の争いは警察では止められない。
止めようと動けば、火の粉を浴びるのだ。

それは部族の境界付近だけのことで、集落内は
何でもなかった..と、まあ、人はいう。
それで、何が起きたのか、誰も旅行者には口を開かない。
ネット上のニュースは、抗争終結を大きく扱っていた。

いまも、境界付近は夜間は緊張がある由。