E-3 フォーサーズ 11-22mm F2.8-3.5
Fokong Rice Terraces
Sacasacan in Sadanga, Mountain Province
Philippines, 2010.4
自分に、大きな災害はかすめていく、とどこかで考えていた。
ナーン県に大雨が降った。
塩の井戸のボクーアと人気のサパン村の間で地滑りが発生して、
1081号線が一部すっかり崩落してしまった。
仮設の鉄橋が架かるまでいか程かかったのだろうか。
自分がタイ、ナーン県の山村を巡って、ボクーアを去った、
たった10日後のことだったのに、ブログでは触れもしなかった。
2007年(3月25日9時41分) 能登半島沖地震のときは、
北ルソンのバタッドの宿の窓から屋根に身を乗り出して、
朝焼けを撮影したりして、
我が家の書斎は物が落下していたというのに、実感がなかった。
それらを振り返るとなお、現在の空恐ろしさに戦慄を覚える。
鳥取県西部地震 (2000年)を経験した Tさんが、
メールを下さった。
当時、自分は知らんふりだったにも関わらず、
本当にありがたいことだ。
まだまだ不気味な余震がある、この書斎は、
床から拾い上げた CDのケース等が未整理のまま。
今更、2年前の北ルソンの地震の被害を
Youtubeなどのネットで調べる。
その一番が サダンガ郡サカサカンなのだ。
2022年7月27日午前8時43分、
マグニチュード7.1の強力な地震が
フィリピンのルソン島を襲った。
サカサカン は 震度4で、
被害が重篤で、そのようすは、
TVの全国ニュースが Youtubeに残っている。