2024年2月6日火曜日

ブスカランの記憶 - Wang-Od ワン・オド 6

ブグナイ・ジャンクションの上方から
チコ川谷の南方向。
ブグナイ部落は、吊り橋を渡った対岸にある。

北のティングラヤン方向

ジャンクションからボントックへ折り返すジープニー

Olympus E-5  + ZD 14-35mm F2 SWD
 Bugnay, Kalinga, Philippenes/ 2012

ブグナイ・ジャンクションから真後ろに
徒歩のショートカットを登り切ると、
ブグナイーブスカラン道に出る。
その行き止まりから、ボントックへ1日1往復の
ジープニーがある。
2012年は何もなかったが、
現在はチェックポイントが出来て、入村料を徴収する。
小屋やテントが建って賑やかしい。

国道のブグナイーブスカラン道起点には、
次の文句の標識が建てられた。
Welcome!
WHANG-OD
Buscalan Tattoo Village

自分は、ブグナイから4kmを徒歩で往復したが、
村まで2時間、休み休みだった。


Viewpointの赤字がブグナイ・ジャンクション。
Sacit以南が Sadanga,Mountain Province、
Bugnayから北が Kalinga Province

自分の中では、ブグナイ・ジャンクションは、
血塗られた歴史の、やや不気味な場所だ。

ブグナイ族はよほど好戦的なのか、と感じる。
近年は、サダンガ郡ベトワガンと抗争があったようだし、
2012年当時は、山越えのタヌダン族にケンカをふっかけて、
都会のタブックを舞台にして、銃撃戦をやっていた、と聞いたが、
国軍の仲介で手打ちをしたのは、やっと3年前らしい。

"ヘッドハンター"の末裔 とは、ボカしていて、
"首刈り族" こそが正確なのだ。