タイの染織
スーザン コンウェイ (Susan Conway)著,
酒井 豊子 (翻訳), 放送大学生活文化研究会 (翻訳)
めこん (2007/6/1)
英国人の著者は、チェンマイに拠点を置いて、各地を調査した。
ナーン県については、プーミン寺院の壁画を綿密に調べるなど、
ページを割いているが、そのあとに 2ページだけ、
ウッタラディット県の織物を紹介している。
ラップレー織かは定かでないものの、よく似たパターンが
博物館の標本にあった。
棉のパーシンの細部。ウタラディット県。
上部は黒と緑の木綿の補助模様糸で模様を出してあり、
裾縁部分は、全体に黄色い木綿糸を使って、
ダイヤモンド、波、鉤の図柄を出したチョクで、
黄色の鳥と、鳥頭の頂華のついた寺の屋根の柄で縁取られている。