絶滅危惧の地味な虫たち
小松 貴 (著)
筑摩書房 (2018/3/6)
内容(「BOOK」データベースより)
日本には名前がついているものだけで三万種近く、推定上は一〇万種の昆虫がいるとされている。しかし、そのなかで、すでに滅んだもの、滅びの道を歩み始めているものがいる。その状況に対して、保護活動が行われているが、綺麗なチョウやトンボ、ホタルや大型の甲虫ばかりが重要視されており、小さくてとにかく地味な虫は、おざなりに扱われている。そこで、日本各地にそれらの虫を探しまわり、発見するまでの格闘、発見した時の喜び、そして虫への溢れる思いを綴っていく。
小松さんは、本文に3度、虫屋についての慎重な弁明を
挿入している。
共感するところがあるが、しかし、
虫を採る"愛すべきバカ"よりも、日本中で
困った手合のほうが、より網を振っている、
とボクは感じている。
場所に競合者を寄せ付けないように林道を意図的に
駐車して塞ぐ手合いについて書いているが、
後から割り込んできて撮影の邪魔をしたり、
汚して行ったりとか、ギフチョウが発生する頃は
富山県の複数の場所ですれ違う。
例をあげれば、
彼らが捨てていった菓子パンやなんかの包みや
コンビニ袋等のゴミをボクは仕方なく拾って帰るが、
一番多いのは、関西と愛知・岐阜のシールがついている。
車のナンバーが愛知県のものだと、警戒心はぐんと高まる。