タイ鉄道と日本軍
鉄道の戦時動員の実像1941~1945年
柿崎 一郎 (著)
京都大学学術出版会 (2018/1/16)
「BOOK」データベースより)
第2次世界大戦でタイは特殊な位置にあった。日本と同盟し枢軸国の一員となりながらも、終戦後は敗戦国としての扱いを受けなかった。それは“自由タイ”の抗日の成果であり、参戦も日本に強制されたものだといわれるが実際はどうだったのか?鉄道研究で名高い著者が、軍事輸送の細密な分析を通じて日タイ間の知られざる「戦い」に迫る。
面白い。
読むのが遅いので、時間がかかる。
“タイの鉄道は日本軍の軍事輸送に駆り出されながらも、
タイは日本側から鉄道(そして車両)の奪還と維持に成功した”
したたかに主権を守ろうとする
タイ政府と日本側との緊張関係。
年配の方は、日本国に好意を抱きはしないだろう、と思う。
フィリピンのビサヤ諸島では、そうだった。
遊びに来たのを窘められたり、
しわしわになった日本の軍票をつきつけられたこともあった。
ボク自身は、日本の国軍に期待している。
普通の、正常な国でありたい、と願っている。