春の女神 Spring-ephemeral
青山潤三, 2022.
A5版,86pp. テキスト:日本語
オールカラー86頁。日本語版(近く英語版も刊行予定)
価格:3,960円(税込・送料別)
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筆者は、シリアアゲハのモエギチョウへの改称をうたっている。
本書のおかげで、ギフチョウ属すなわち、
シナギフチョウ,オナガギフチョウと日本のギフチョウの
位置関係や環境がわかりやすい。
焦点はギフチョウ3種とモエギチョウにあり、
ヒメギフについては、この場合はほとんど略している。
『モエギチョウ Archon apollinusは、一見した姿こそギフチョウ属とは全く異なりますが、実は遺伝的に最も近い血縁にある“姉妹群”です。東と西(日本海周辺域-中国&地中海東南縁-中東)に離れ離れになって、姿を変えて生き残った姉妹たち。萌え始める樹々の薫りと光と風の物語。現地エーゲ海サモス島での取材2週間(2022)。』
ところで、モエギチョウは良い。"アゲハ"とつけなかったのは、良かった。
"うすばあげは" なんて気味悪い呼び方は止めたいものだ。