2022年12月10日土曜日

「ゴムを植えることにした人たち」



OM SYSTEM OM-1
OLYMPUS M 12-100mm F4
(2022/10, Nan pref.Thailand)

ゴムの木の樹皮に切り込みを入れることを
"タッピング"と呼ぶが、作業は夜中から朝方にかけて行う。
気温が上がると樹皮が乾いてしまうからだ。
雨や雨後は
樹皮が濡れて、受けカップに液が入りにくくなるので、
作業は出来ない。
肥料やりや草刈りなど、管理も不可欠。
それでも、多くの収入を得る見込みがあるので、
ゴム園が拡充しているという。
家を建てたり、ピックアップトラックのローンに充てたり、
農民の生活様式が変化している。

タイ北部や東北部にゴムの木が本格的に持ち込まれたのは、
近年のこと。まだまだ増えるだろう。

(焼畑)耕作が放棄された森にゴムを植える。
一度,植栽するとおよそ25年まで,収穫することが出来る。
そのため,ゴム園に置き換えられた土地は,
再度,放棄されて森に戻ることはない。

次から引用

ゴムを植えることにした人たち -タイ東北部農村から見るグローバル化
藤田, 渡 , 2016
https://core.ac.uk/reader/45663670