イスラム飲酒紀行高 野 秀行 (著)
森 清 (写真)
扶桑社 (2011/6/25)
内容紹介
『週刊SPA!』にて不定期連載された「イスラム飲酒紀行」の単行本化。
「辺境作家」としてUMA探索からアヘン生成のルポまで、世界各国をまたにかけ活躍している高野秀行氏。
飲酒を禁じられているイスラム圏で取材をしているとき、どうしても酒が飲みたい高野氏は必然的に酒を探し回る。
別にタブーを破りたいわけではない。ただ、酒が飲みたいだけでの行動だ。
国により意外とあっさり見つかることもあれば、密売人のような男からこっそりと入手することも。
それらの「飲酒紀行」を通じて見えてくる、イスラム圏に暮らす人々の本音とは?
内容(「BOOK」データベースより)
ブーハ、アニス酒、ベルベルウイスキー、イランの「ドブロク」、ラク、シャハバ・ワイン、アラク…etc.酒を禁じるイスラム圏でも、これだけの地酒が存在する—イスラム圏における飲酒事情を描いた“爆笑”ルポルタージュ。
べつに本書の中味に驚きはしない。今更,イスラム教徒に対してどうこう言うこともない。
ボクの近くの町にはロシア向け中古車輸出業者が多く住みついている。その大方がパキスタン人だ。
コーラン事件の頃の夏。
昼飯時に"すき家"のカウンターで牛丼をかき込んでいたときのこと。
店の前にオンボロのワンボックスカーを乗りつけ,一人で店に入ってきたヒゲの男が,牛丼とビール(中瓶)を注文したのだ........
モスリムは,昼間からでも酒を飲む,それも大胆に。
飯はガツガツ食う。
とうにボクはご存知なのだ。