2009秋に米国で公開されたティーン・ホラー・コメディ「ジェニファーズ・ボディ」。映画の中心に据えられた曲が Through The Trees 。 炎に包まれるクラブのステージで悪魔を信仰するどさ回りのバンドが演奏する場面は,これとはアレンジの違うイントロが長いヴァージョンが使われた。映画の始め,ジェニファーの親友ニーディが精神病院の独房で耳を塞ぐのも,この曲の旋律。その他,後半でも使われる。 さて,ところが実は,演奏者名が分かりにくい。サントラCDには映画中のバンド名 Low Shoulder で出ているけれど,エンドロールは Ryan Levine と,リードボーカリストのソロ名義で表れる。
アルバムはパワーポップのいろいろな新進バンドの新曲や未発表曲で構成されており,なかでも,ジンブロッサムズを思い出させる Panic At The Discoの New Perspective は一番の聞き所かもしれない。その他,キャッチーな曲が少なくない。 なお,映画タイトルはジェニファーの餌食になるボディの意味。