2009年12月31日木曜日

ザ・バンド/ Share Your Love





収録アルバム
The Band - Moondog Matinee (1973,2001) EMI


 つまずいたり,落ち込んでしまったとき,クィッと前向きな気持ちにしてくれるのが,リチャード・マニュエルのボーカルだ。憂いを帯びて感傷的だというのに,その歌声が聴き手自身の希望を喚起する—という不思議。
 その彼が,何故,何に,押しつぶされてしまったのか....。

 ムーンドッグ・マチネーは ザ・バンドにとっては異色作で,さまざまなオールディーズで構成されている。リチャード・マニュエルは他に2曲でリード・ボーカルをとっている。熱い Saved は, LaVern Baker のカバー。情熱的な The Great Pretender は,プラターズのオリジナルからは伝わってこない精神性が感じられる。そして,Share Your Love は,Bobby Blandのカバーだ。


 
CDは高音質で聴け,ずっと幸せになれます。
 日本盤も発売されています。


2009年12月30日水曜日

松原の棚田,09/12/29

正面に毛勝三山,右端に剣岳


上下とも,E-3+ZD14-35 (09/12/29,富山市)

2009年12月29日火曜日

夕陽に雲

E-3+ZD14-35 (09/12/28,射水市)

射水丘陵から眺める砺波市の山並み。雲に覆われる日没。

2009年12月28日月曜日

すくぼ棚田

E-510+ZD11-22 (2008/01,富山市)

2009年12月27日日曜日

ジェフ・ベック/ A Day in the Life

















収録DVD

Jeff Beck Performing This Week: Live at Ronnie Scott's (2009) Eagle Vision (DVD,US)


 2007-11-30 - London,ロニー・スコット・ジャズ・クラブにおける2夜連続のステージ。その初日のエンディング。
ビートルズの原曲に対する尊敬心が感じられる真摯な演奏。
 
このあとクラプトンがゲストで登場,2曲共演となる場面。

 CDも発売されています。(
DVDよりも短く編集)

 DVDは通常のものとブルーレイがあり,そのまた日本盤とUS盤が出ていますが,日本語字幕や解説書が要らなければ半額から1/3近くと安いUS盤DVDはいかがでしょう。ボーナス・トラックも日本盤より多く収録しています。
(リージョン1とありますが,実際はリージョン・フリーのよう)
 DVDはCDではわからない場面を写しています。幸せそうにステージを見つめるジミー・ペイジの表情,若々しい女流ベーシスト Tal Wilkenfeldのプレイのようすとか。

 CD, DVDは高音質で観賞でき,ずっと幸せになれます。



2009年12月26日土曜日

久婦須川水系の棚田,09/12/25

E-3+ZD14-35 (09/12/25,富山市)

 横から見た棚田は杉の木立に隠れている。奥にそびえるのは薬師岳。

2009年12月25日金曜日

レナード・バーンスタイン/ O Little Town of Bethlehem









収録アルバム
Leonard Bernstein - The Joy of Christmas
(1997) Sony


 with New York Philharmonic / Mormon Tabernacle Choir

 もっと華やかな曲やもっと荘厳な曲も収録。くるみ割り人形の「行進曲」やキャロルなど全25曲入り。


2009年12月24日木曜日

蛍の光


Auld Lang Syne



収録アルバム
A Scottish Christmas
(1996) Maggies (US)


Happy Christmas !



2009年12月23日水曜日

山田川の棚田,09/12/23

E-3+ZD14-35 (09/12/23,富山市)

 ドカ雪が一段落しました。寒さもゆるんで,気だるい風景。

2009年12月22日火曜日

ノーラ・ジョーンズ / Young Blood



Young Blood
Norah Jones FM Live (Broadcasted 09.12.07/Paris)


 キーボードがコードを間違えるわ,バックアップのボーカルが調子っぱずれ,と荒れているけれど,構わずに彼女のボーカルの力でねじ伏せるように演奏しきっている。
Young blood, Young bone
Old ghosts Go home ...
 女の子が見栄を張って恋の駆け引きに命を懸ける—という歌詞なら,それもアリかもしれない。

 09.11に発表されたニューアルバム『The Fall』,イイです。そこに収められた Young Blood は,この生演奏の何倍も素晴らしい。
 心を揺さぶる歌声に大げさな伴奏は要らない。何オクターブののども,装飾を凝らしたコブシも要らない。


 本ライヴ録音は CD化はされていません。
 Amazon.jpのバナーは,「The Fall」USデラックス盤(2枚組)のページへ飛びます。
 1枚もの通常盤,そしてそれらの日本盤も発売されています。


2009年12月21日月曜日

画像サイズとAmazonのバナーについて

 画像はクリックすると拡大できます。

 Amazon jp.のバナーは,
各CDの収録内容やレビューのチェックなどに活用して頂けます。クリックしたからといって購入・決済の画面に移るわけではありません。
 バナーをクリックされても,それで当ブログに利益が発生することはありません。

 画像をまとめたアルバムを近くアップしたいと思っていますが,Blogger以外のどこでどのように設置するか,思案中です。

2009年12月20日日曜日

ビル・エバンス/ Emily





収録アルバム
California Here I Come
Bill Evans (1967,2004) Verve

 ビアノ・トリオによる溌剌とした演奏。音楽の楽しさを強く共感できるジャズ・アルバム。アナログLPは2枚組だったものが,CD1枚に収録されていて,Emily は最後から2トラック目に収められている。

 たとえば,Waltz for Debby (1961) が大好きでそれに飽き足らないという人にはこのアルバムのエバンスのピアノはいかにも弾き過ぎで,やかましくさえ感じられるかもしれないが,Emilyこのワルツ一曲は心に届くだろう。場所は同じヴィレッジヴァンガードでのライヴ録音で,トリオの編成は異なるが,フィリー・ジョーンズ(ドラムス)も,印象的なソロを弾くエディ・ゴメス(ベース)も文句なしに素晴らしい。


 CD (US,UK)は高音質で聴け,ずっと幸せになれます。

2009年12月19日土曜日

デイヴィッド&ジョナサン/ Lovers of the World Unite


収録アルバム
David & Jonathan (1966,2006) RPM

 

 コンビ名を「サムエル記」のダビデとヨナタンの友情からとった,本名を Roger Greenaway & Roger Cook という英国のソングライターチームによる自作自演曲。


 彼らは,作曲家活動の傍ら,1965年から3年にわたってジョージ・マーチンのプロデュースの元,レコーディングを続けた。

 本ベスト盤の一曲目にはかつて東芝音工がシングルで発売した You've Got Your Trouble が選ばれている。懐かしく思い出す人もいるだろう。米国でヒットしたビートルズのカバー Michelleも収録されている。

 CD (UK)は高音質で聴け,ずっと幸せになれます。
 日本盤は現在,未発売のもようです。

2009年12月18日金曜日

divShare,mp3の再生について

 たとえば,CDの音源は mp3に圧縮したものを divShareにアップロードし,そのアドレスを bloggerのHTMLに貼り付けています。divShareに上げた段階で音質がまた劣化しているような気もします。
 divShareのバーの「収録時間」と青文字の「share」にはさまれたボリウムのマークの右端をクリックすると,音量を上げて聴くことができます。
 PC環境によっては正常に再生できない場合が予想されます。再生がとぎれとぎれになってしまう場合は,そのまま終了するまで放置して,もう一度最初から聴くととぎれずに再生できるかもしれません。

2009年12月17日木曜日

ナンシー・グリフィス/ I Knew Love



収録アルバム
From a Distance : The Very Best of Nanci Griffith
(2002) MCA

 I Knew Love は,もとは1988年に発表された彼女にとって通算6枚目のアルバム Little Love Affairs の2曲目に収録されたもの。CDは既に廃盤になっていて,本ベスト盤が音質もぐっと良く,お勧め。

 ナンシー・グリフィスは,ガンとの闘病生活を送りながら,2009年に19枚目のアルバムを発表した。作品のつややかさやバワー,それに美貌にも翳りが感じられるのは否めない。

 I Knew Love は,彼女がカントリー音楽の活動枠から外へ踏み出し,キャッチーで多彩な曲調・アレンジの音楽に挑戦した時代の,輝きのひとつだ。過ぎ去った恋を振り返ったシンプルな曲。無垢にもみえる誠実な歌唱は,穏やかだが確固たる決意の示し方を聞き手に伝える。

 CD (UK,US)は高音質で聴け,ずっと幸せになれます。

2009年12月16日水曜日

棚田の晩秋

E-3+ZD14-35 (09/11/10,富山市)

 過疎の山里のおそらく一年で最も華やいだ風景。ある一級河川の源のひとつに近く,オニグルミの木が少なくない。
 それを食樹とするオナガシジミというミドリシジミの仲間が安定的に棲息している。

2009年12月15日火曜日

道化師の涙

E-3+ZD14-35(09/11/10,富山市)

 ヤマナラシの木が好きだ。
 まちまちに,音符を配したごとく表情があり,幹から伸びた枝も白く,そして柔らかくしなる。とはいっても,ふいに折れることがあるので乱暴に枝を手繰るのは禁物だ。
 春,たくさんつける葉は,幼犬の耳のように羽毛が
豊かで,ずっと触っていたくなる。ところが,顔を近づけると刺激香を発散するので涙が出て,止まらない。
 扱いがたいこの木は,秋の夜の貴賓 ムラサキシタバや赤いシタバガが好む,ポプラの仲間。

2009年12月14日月曜日

冬のキイロスズメバチ,最終

E-510+ZD70-300 (09/12/14,富山市)

2009年12月13日日曜日

ジョニー・マチス/ It Came Upon the Midnight Clear



for the Season of Christmas


収録アルバム

Merry Christmas

Sony

 リ・マスタリング作業により1958年の録音は生き生きとして伝わる。
 個性的な軽やかな声と感傷的なスタイルで主に白人層に受け入れられてスターになった西海岸出身のブラック・アメリカン。このとき実に23歳。
 うま過ぎるがゆえに,軽薄,平坦と批判を浴びながら,1980年代のポップ・ソウル・シーンでの活躍にまで芸歴を伸ばした彼の,誠実な歌唱スタイルの見本のような一曲。圧倒的歌唱力。


  CD (UK,US)は高音質で聴け,ずっと幸せになれます。

2009年12月12日土曜日

冬のムラサキ

E-3+ZD14-35 (09/12/07,南砺市)

2009年12月11日金曜日

冬のキイロスズメバチ

E-3+ZD50F2+1.4Telecon(09/11/12,富山市)

2009年12月10日木曜日

マーク・ノップラー/ The Ragpicker's Dream


for the Season of Christmas

 



収録アルバム
The Ragpicker's Dream
Mark Knopfler (2002) Mercury


 アルバムのタイトル曲ばた屋の夢。生ギターに持ち替えてもノップラーのフィンガーピッキングはとてもユニーク。可愛らしいビアノ,それと対照的なスライドギターの低いトーンのビブラートが効果的。
 ブルーカラーの若者の悲哀に光を当て,社会問題を詩的に描いている。が,しかし,その視線の優しさが,ワルツに仕立てた構想に表れている,と思っています。

 この歌詞やアルバム・クレジット等,詳しくは公式サイトでご覧になれます。他の全収録曲のさわりも試聴できます。

 CD (UK,US)は高音質で聴け,ずっと幸せになれます。
 日本盤は現在,廃盤または製造中止のもようです。